フォームローリングピン（φ7）

こちらは自動車シート部に使用されるフォームローリングピンです。写真の通り、両端にR3.5が必要な製品です。

R3.5が必要な理由として自動車関係では手の届く範囲内ではバリ等があると引っ掛かってケガをする可能性が御座います。その為、両端のR3.5は絶対に変更できない寸法でした。

更に、お客様からご相談いただいた際は元々はバー材からの切削をしていた製品とのことでしたが、コストダウンを希望されて当社にご相談いただきました。そこで当社からは、まずリベットを圧造しその後当社固有のフォームローリング技術により、１工程(１パス)で両端にR付け加工をして生産いたしました。その結果、全切削品のコストと比較して半値以下のコストダウンを実現することができました。

当社には切削から圧造加工へのコストダウンに関するご相談を多くいただいておりますが、当社では冷間圧造だけでなく、独自のフォームローリング技術も合わせることで、太陽精工ならではのコストダウンを実現しております。切削品のコストダウンでお悩みの方は、図面とともにご相談ください。