緩み止めネジとは?ねじが緩んでしまう要因と対策について解説!

ネジの緩みには、回転方向への緩みである回転緩みと、非回転緩みの2種類あります。ネジが緩んでしまう原因は様々ですが、ネジが緩まないようにする緩み止め対策も様々です。

特殊ネジ カスタム部品製造.comを運営する太陽精工では、緩み止め機能としてボンド(接着剤)がコーティングされたボンド付きネジや、緩み止め形状を備えたタッピングネジといった、様々な緩み止めネジの製造を行っております。

今回は、ネジが緩んでしまう原因から、緩み止め対策が施された緩み止めネジの種類、さらには実際に当社で製作した緩み止めネジの事例までご紹介いたします。

ねじが緩んでしまう原因とは?

ネジの緩みには、回転方向への緩みである回転緩みと、回転せずに緩む非回転緩みの2種類あります。

回転緩みは、ネジの軸回り方向、軸直角方向、軸垂直方向に対して振動や衝撃が外力として働いた際に、ネジが回転しながら緩んでしまう現象です。一方で非回転緩みは、ネジの弾性変形によって生じる緩みで、締結時の初期緩みや、陥没緩み、温度差による緩みなどが挙げられます。

ねじが緩んでしまう原因には、振動、気候、温度変化、劣化などの様々な要因が絡んできます。ねじが緩んでしまうと、人の命にかかわる事故につながる恐れもあります。そのため、ねじが緩まないようにするために緩み止め機能が付与されたネジが必要とされています。

 

当社で製作可能な緩み止めネジとは?

緩み止めネジとは、その名の通り緩み止め機能が付与されたネジのことです。緩み止めネジには、ワッシャーや座金を使用する方法や、割ピンを使用する方法、ロックワイヤを使用する方法、ナイロンナット、ハードロックナット等の特殊なネジを使用する方法など、様々な緩み止め方法がございます。

そのような中で当社で製作している緩み止めネジは、主に下記の2種類です。

 

ボンド付きネジ

当社で製作している緩み止めネジの1つ目は、ネジ部にボンド(接着剤)をコーティング塗布した緩み止めネジです。ボンド付きの緩み止めネジは、緩み止め機能を付与する手段としては最も一般的と言えます。

ネジ部に塗布するコーティング剤は、大きく分けて2種類あります。

  1. 抵抗タイプ
  2. 固着タイプ

抵抗タイプの緩み止めネジは、保持力を調整可能で、繰り返し使用することもできます。また、高い緩み止め効果をも発揮することが出来ます。

一方で固着タイプの緩み止めネジは、接着剤にマイクロカプセルが含有されており、ねじを締め付ける際にマイクロカプセルが潰れることでネジと相手物を固着させることが出来ます。固着タイプの接着剤は、振動・温度変化・劣化など、ネジの使用環境に応じて最適な接着剤を選定する必要があります。

 

タッピングネジ

当社で製作している緩み止めネジの2つ目は、緩み止め形状を備えたタッピングネジです。ネジ部を緩み止め形状を備えたタッピングネジにすることで、緩み方向に対して戻り止め効果が発揮されます。またネジ部が相手材に深く食い込むようになり、締結力が増加し、振動や温度変化に対する戻り止め効果がいっそう強力になります。そのため、従来使用していた接着剤の使用をなくすことも場合によっては可能となり、緩み止めネジのコストを削減したい場合には効果的な選択肢となります。

ただし緩み止めネジとしてタッピングネジを使用する場合は、相手物の下穴径の調整と、締付トルクの適正管理が必要となります。

 

緩み止めネジの事例紹介

続いて、実際に当社が製作した緩み止めネジの製品事例紹介です。

 

六角穴付特殊テーパー頭ねじ

こちらの製品は、頭にテーパーが入ったトラスねじになっています。お客様からの要望として、緩みにくく軽量化したいとありましたので、テーパーを頭に入れることで、軽量化+外観面で大きく貢献しています。また緩み止め加工をネジ部に施すことでお客様からの要望を要望以上に提案できた製品になっています。

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ボンド付き小ねじ

こちらの製品は、自動車向けのボンド付き小ねじです。仕入先様からブランクを購入し、ボンドのコーティング加工まで一貫対応いたしました。ネジ外観と緩み止めの機能面のどちらにおいても、お客様より好評をいただいております。

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ボンド付き段付きボルト

こちらの製品は、自転車向けのボンド付き段付きボルトです。加工ポイントとしては、不完全ねじ部が短く、十字穴が深く、さらにボンドを塗布し緩み止め加工を施している点が挙げられます。

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ヘクサ薄平頭ねじ(M3×P0.5)

こちらは自転車向けヘクサ薄平頭ねじです。アルミ製ということもあり、通常の転造ではつぶれてしまう恐れもありました。そのため、先に熱処理を行い強度を向上させてから転造加工を行ったことで、つぶれることなくネジ部の成形が可能になりました。また表面処理においても、アルミには特殊な塗装を施しており、防錆効果UPに一役買っております。

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袋穴付段付アルミねじM6

こちらは自転車向けの袋穴付段付アルミねじM6です。お客様にて対象ボルトの取り外しができないように、特殊なドライブ形状(締付形状)が採用されています。当社では、この形状を特殊パンチにて加工いたしました。また軽量化のために素材はアルミを採用しており、更なる軽量化のために軸部を中空形状にしています。

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ボンド付き小判頭ネジ(M6×P1.0)

こちらは自転車向けのボンド付き小判頭ネジです。頭部形状は小判型に圧造成形を行っています。またネジ部に緩み止め加工を施していることで、こちらの小ねじが製品に締結された際に外れにくくなっています。

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六角穴付傘頭M5ボルト(M5×P0.8)

こちらは自転車向けの六角穴付傘頭M5ボルトです。圧造工程の六角穴深さと、頭部の滑らかなR形状、緩み止め機能の3つが特徴です。材質もSUS XM7という加工性の良い材料ではありませんが、この手の形状は大量生産を得意としております。

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