全切削⇒圧造+切削+転造と工法転換し、切削レスで大幅コストダウン

こちらは、 つまみネジの製作に関してバー材からの切削では、φ6から削り出す 必要がある為、生産能力・コスト共に改善したいとの要望で依頼を受け、 全切削を圧造+切削+転造と工法転換し、切削レスで大幅コストダウンした技術提案事例になります。

バー材からの切削では、φ6から削り出す 必要がある為、生産能力・コスト共に改善 したい…

お客さまより、つまみネジの製造方法に関して、切削からの圧造化検討のご依頼を受けました。

バー材からの切削では、φ6から削り出す 必要がある為、生産能力・コスト共に改善 したいとの要望で依頼を受けました。

他社では、このままの形状では加工が出来ないとの事で、当社へ依頼をされた案件になります。

圧造化へ工法転換!加工硬化により、強度面でも優位になり 且つ、大幅コストダウンを実現!

全切削→圧造+切削+転造と工法変更提案に伴い、材質はSUS304→SUS XM7へ変更しました。

材質がSUSXM7という事もあり、当社も切削品と同じ形状では圧造化のメリットが出ない為、下記寸法変更を提案しました。

・平目ローレット下段部1㎜の削除及び頭部長さをお客さまの設計とFIX可能な長さ(1~1.5㎜短く) を提案することで、据え込み比3.7倍→3.1倍で加工可能に。

・軸部もネジ下径φ2.6から胴太φ3に変更することで、絞り率 を64%→53%で加工可能に。

・M3×P0.5のネジ下径は、二次切削加工にて対応。

このように、加工率のバランスを計算する事で、据え込み 及び絞りが可能な寸法を提案、客先図面FIXしました。

圧造化による加工硬化により、強度面でも優位になり 且つ、大幅コストダウンを実現した製品になります。

 

このような、全切削における工法転換、技術提案事例が多数ございます。最適な工法転換をご提案いたしますので、コストダウンをご検討の際は、太陽精工までお気軽にご連絡ください。