フォームローリング加工
太陽精工では、転造加工を進化させたフォームローリング加工を得意としております。
従来であれば切削加工で仕上げた溝形状も、フォームローロングであれば様々な溝形状が対応可能となります。また1回のフォームローリング加工で、異なるネジサイズの同時加工、複数の溝加工、溝加工と軸の先端加工、溝加工と切り飛ばし加工等の複合加工も可能となるケースが数多くあります。
長いストロークが実現する複合フォームローリング加工
複雑な形状をフォームローリングで実現可能とするためには1回の転造加工での製品の転がり回数が重要なポイントとなります。形状にもよりますが一般的なネジ山加工の2~3倍の転がり数が必要です。
太陽精工では、ストロークを有するフォームローリング機を多数持ち合わせておりますので、幅広いフォームローリング加工に対応可能です。
「特殊ネジ カスタム部品製造.com」の
「フォームローリング加工」が選ばれる理由
様々な形状へのフォームローリング加工
転造加工ではネジ山への加工のみになりますが、当社のフォームローリング加工では、下記の様な形状に対応可能です。 ・溝入れ ・棒先 ・尖り先 ・丸先 ・球成形 ・寸切り ・セレーション ・ローレット このようにフォームローリング加工では、従来は切削加工のような二次加工でしかできないと考えられていた形状も加工することが可能です。
同時に加工する複合フォームローリング加工
工夫を凝らすことで、1回のフォームローリング加工で異なるネジサイズの同時加工も可能となります。また複数の溝加工や、溝加工と軸の先端の同時加工、さらには溝加工と切り飛ばし加工といった加工も同時に実現することができます。このような複合フォームローリング加工の技術提案力も、当社ならではの特徴だと考えております。
フォームローリング加工への工法転換によるコストダウン
形状や加工方法への提案力と設備力を掛け合わせることで、太陽精工だからこそ可能なフォームローリング加工技術を構築してまいりました。この独自のフォームローリング加工技術によって、切削加工からフォームローリング加工への工法転換も可能となり、その結果として多くのコストダウン実績を積み重ねてきました。
「フォームローリング加工」の製品事例
「フォームローリング加工」の技術提案事例
「フォームローリング加工」の技術コラム
フォームローリング加工とは?転造との違いから特徴まで解説!
フォームローリング加工とは、転造加工を進化した加工方法です。フォームローリング加工では、溝形状を始めとした複雑な凹形状の加工を行うなど、転造加工ではできない加工を実現することができます。 当社では、溝入れや棒先、尖り先、丸先、ローレットといった様々な形状の加工を、長いストロークを有するフォームローリング加工機によって対応しております。また同時に加工をする複合フォームローリング加工によって、切削加工と比較して大幅なコストダウンも実現可能です。
転造ネジと切削ネジの違いとは?
転造ねじは転造加工にて成形されたねじです。塑性加工の一種である転造加工で加工していることから、切屑が出ないことや加工時間が短いことといった特徴があります。切削加工と異なり素材自体のファイバーフローが切断されることなくねじ山に沿って連続しているため、切削ねじに比べると強度が高いです。また切削ねじに見られるようなかじりやバリはなく、精度の均一性もはるかに上回っています。
転造加工とは?
転造加工とは塑性加工の一つで、素材に強い力を加えて盛り上げて成形する加工方法です。材料の可塑性を利用して、転造ダイスを回転している加工対象物に押し当てる技術です。転造加工は切削加工と比較すると、生産性が高く、加工品質が安定しているため、ネジや歯車等の回転対象体の部品加工に広く用いられています。