冷間圧造加工
太陽精工の加工技術において、最も特徴的なものが2ダイ3ブローヘッダーを代表とする冷間圧造加工技術です。冷間圧造加工の特徴は、なんといっても量産時のコストメリットです。そのため、通常は切削加工でしか対応できない箇所を冷間圧造加工に工法転換することで、大きなコストメリットを生むことができます。
当社では、お客様への価値貢献をするべく、難削材加工への冷間圧造加工を中心に、多くのネジメーカーが敬遠する分野での冷間圧造加工を積極的に展開してまいりました。また、金型設計から試作、量産までを社内で一貫対応する体制構築にも努めております。
特殊締結部品の目利きのプロによる冷間圧造加工
一方で、冷間圧造加工だけに囚われずに、お客様のご要望に応じて他の工法も採用しております。「特殊締結部品への目利き」が当社の最も強みとする点です。「この製品は本当に冷間圧造で加工するべきなのか」、「部分的にでも切削加工を取り入れた方がよいのか」、という技術的な判断を明確に下すことができます。
そのような当社が冷間圧造加工を選択する際には、妥協はありません。冷間圧造加工を最も最適な加工方法として選択した場合は、高品質で間違いのない製品をお届けいたします。
「特殊ネジ カスタム部品製造.com」の
「冷間圧造加工」が選ばれる理由
SUSやチタン等の難加工材への六角穴加工
当社の冷間圧造加工のポイントは、難加工材への冷間圧造加工が可能という点です。例えば、ステンレス・チタン合金などの難加工材は、加工率が悪く、六角穴を深く打ち込むことは容易ではありません。そのため通常のネジメーカーでは、切削等の別工法によって六角穴加工を行っていますが、多工程になってしまうため、どうしてもコストが高くなってしまいます。一方当社では、独自技術の冷間圧造加工により、難加工材への六角穴加工を冷間圧造によって可能にしています。このハイレベルな技術力が、コストダウンに大きくつながります。
最短1ヵ月で製品立ち上げを行う短納期対応
当社では、冷間圧造用の金型設計から試作、量産体制の構築までを一貫して対応しております。この一貫対応の体制が、製品立ち上げの短納期対応につながっています。 実際に、金型設計から量産体制を構築するまでに、最短一か月以内ですべて行った実績もございます。新製品の立ち上げにおいては、特にスピード感が重要視されますが、当社では一貫対応体制によってスピーディーに対応いたします。
冷間圧造加工に囚われない加工対応
特殊締結部品の製造において当社が選ばれる理由としては、冷間圧造だけに囚われない対応力にあると考えています。もちろん当社では、独自技術を詰め込んだ冷間圧造加工を強みとしておりますが、冷間圧造加工だけでは形に仕上げることのできない製品もあります。そのため当社では、冷間圧造加工で絶対成形するという考えではなく、必要に応じて圧造から二次加工まで行う、部分的に切削加工を導入する、といった柔軟な加工方法を選択しております。この多種多様な加工方法に対応できる加工ネットワークを構築しており、さらに長年培った特殊締結部品への目利きによって最適な協力会社を選定できるという点が、太陽精工が多くのお客様に支持される理由です。
「冷間圧造加工」の製品事例
「冷間圧造加工」の技術提案事例
「冷間圧造加工」の技術コラム
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