技術情報

2ダイ3ブローと多段フォーマーの違いとは?

2ダイ3ブローと多段フォーマーの違いとは?

2ダイ3ブローと多段フォーマーとの違いとしては、多段フォーマーでは段数が多かったのに対して、2ダイ3ブローでは2つのダイスと3つのパンチのみというシンプルな構成という点が装置の違いとして挙げられます。しかしこの違いによって、2ダイ3ブローには金型のイニシャル費用を抑えた小回り対応が可能という、大きなメリットが生じます。一方で、どうしても形状や精度面では多段フォーマーに劣ってしまうのですが、当社の2ダイ3ブローはその欠点を補う技術力を有しており、多段フォーマーからの工法転換事例も数多くございます。 今回は、多段フォーマーと2ダイ3ブローの概要から、多段フォーマーと2ダイ3ブローの違い、2ダイ3ブローのメリット・デメリット、多段フォーマーから2ダイ3ブローへの工法転換事例と、最後に実際に当社で製作した2ダイ3ブローによる製品事例まで、まとめてご紹介いたします。

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不完全ネジ部とは?

不完全ネジ部とは?

転造工程でパーツフィーダーからブランクが流れてきて転造ダイスに揉まれてねじ山が立ちます。その際に一番最初の食いつき部分というのが山がきちんと立たないため、ねじ山の形が不完全なねじ部ができてしまいます。これを不完全ネジ部といいます。

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貫通穴付ボルトとは?メリットや用途、3つの工法の違いまでご紹介!

貫通穴付ボルトとは?メリットや用途、3つの工法の違いまでご紹介!

貫通穴付ボルトは、頭部部分と締結したネジの先端が貫通しているボルトを指します。貫通穴ボルトは、中に気体または液体を通すことができ、さらに軽量化にもつながるため、半導体製造装置や医療機器、理化学機器、自動車、二輪車など、多種多様な業界で採用されています。一方、このように多岐にわたる使用用途のため、貫通穴ボルトの加工方法や加工ポイントは異なり、お客様のニーズに合わせて最適な加工方法を採用する必要があります。 ここでは、貫通穴ボルトの特徴やメリット・デメリット、用途から、3つの工法の違い、加工におけるポイント、さらには当社が実際に加工した貫通穴ボルトの事例まで、まとめてご紹介いたします。

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中ツバボルトとは?用途から加工方法、特殊形状の製作ポイントまでご紹介!

中ツバボルトとは?用途から加工方法、特殊形状の製作ポイントまでご紹介!

ツバ付き部品の中でも、片側または両側にネジ山が立っているものを、中ツバボルトと呼びます。中ツバボルトはフランジボルトとは異なり、中ツバ部分を起点に両端で用途が変わることが多く、また中ツバ部分もインサートやボルト固定時に機能付加されることが多い製品です。そのため、両端で径が異なったり、ツバの厚さや形状も様々で、どのように機能付加された形状を加工するかがポイントです。 ここでは、ツバ付き部品における中ツバボルトの特徴や用途から、特殊中ツバボルトを製作する上でのポイント、そして実際に当社で製作した中ツバボルトの製品事例まで、まとめてご紹介いたします。

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段付きボルトとは?使い方から特殊段付きボルトの製作ポイントまで解説!

段付きボルトとは?使い方から特殊段付きボルトの製作ポイントまで解説!

先端部はネジが切ってあり、ネジ部と頭部の間にある円頭部分の径がネジの呼び径よりも大きくなっている段付きボルト。段付きボルトの用途は多岐にわたりますが、その形状ゆえに、規格品よりも特注品の需要が多く、当社でも数多くの段付きボルトの製作を行ってきました。 ここでは、段付きボルトの概要や用途から、特殊ネジ カスタム部品製造だからこそ可能な段付きボルト、実際に当社で製作した段付きボルトの事例まで、まとめてご紹介いたします。

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カシメナットとは?比較される溶接ナットとの違いとは

カシメナットとは?比較される溶接ナットとの違いとは

カシメナットとは「加締めナット」の意味で、母材の板厚が薄い場合やタップ加工出来ない場合に、大きな圧力を加えて形状を変形させ、締結するナットのことを指します。昨今の軽量化要求に伴い、カシメナットの需要は非常に高まっています。そんなカシメナットですが、実際に製造する際には、いくつか注意点があります。

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キャップスクリューとは?

キャップスクリューとは?

キャップスクリューは、円筒形の頭部に六角形の穴が開いているボルトのことです。キャップスクリューには、省スペース化や美観性向上、六角レンチで簡単締め付け、また様々な頭部形状にすることで、多くのメリットを得ることができ、自動車や産業機械などの分野で広く使用されています。 当社では、規格品にはない特殊キャップスクリューについて、多くご相談をいただいております。ここでは、キャップスクリューについて、キャップスクリューのメリット、当社だからこそ可能な特殊キャップスクリューの製造ポイント、そして実際に太陽精工が製造した特殊キャップスクリューの事例まで、まとめてご紹介いたします。

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インサートナットとインサートボルトとは?またインサートの機能を果たす上で重要なローレットとは?

インサートナットとインサートボルトとは?またインサートの機能を果たす上で重要なローレットとは?

インサートとは射出成形の一種であり、金属と樹脂とが一体化する成形工法です。これを締結部品業界に置き換えると、インサートナットは樹脂などの直接ねじを切っても強度がもてないような材質へ埋め込むナットであり、インサートボルトはそのボルト版です。昨今の部品メーカーにおいては、スーパーエンプラなどのガラス成分を多く含んだ樹脂材が多用されており、インサート成型も高度な金型技術が求められています。インサートナット、インサートボルトにおいても、図面公差において高精度化が求められています。

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軽量化に最適なアルミボルトについて

軽量化に最適なアルミボルトについて

軽量化に対するニーズは、省エネが求められる近年ではさらなる高まりを見せており、自動車業界では恒久課題として取り上げられています。この軽量化への意識が高まっている時流から、多くの企業様が使用部品の見直し等を迫られています。 中でも鉄製ボルト⇒アルミボルトといった材質変更についてご相談をいただきます。アルミボルトの最大の特徴は軽量化です。材質を鉄からアルミに変えるだけで軽量化においては大きな効果を発揮します。

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四角ボルトとは?頭部が四角形状のボルトを製作する方法とは?

四角ボルトとは?頭部が四角形状のボルトを製作する方法とは?

四角ボルト(四角ネジ)とは、頭部が四角形状をしたボルト・ネジ全般のことです。頭部が四角形状のため、四角頭ネジ、または四角頭ボルトとも言われます。六角ネジが主流となっていて、見かけることは少なめの四角ネジですが、主に建設業界などで使用されています。 そんな四角ボルトは、その形状ゆえに製作するのが困難なネジの1つでもあります。目的や用途に応じては、シャープなエッジが必要な場合もあれば、おおよそ四角形状の頭部であればよいという場合もあり、さらには頭部を低頭かつ四角形状にしたいという場合もあります。

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