アルミ材質のダイカスト部品(カラー)を圧造で製作し、金型費用50~70%削減!

こちらは、従来ダイカストで製作していたアルミのカラーに対して、圧造金型で製作することで、コストダウンを実現した事例となります。

ダイカストで製作すると金型費用が高い&メンテナンス頻度も高い・・・

元々お客様は、アルミ材質のカラーをダイカストで製造されていました。ダイカスト製品は、一般的に低コストで大量生産するのに適していますが、大きく「①初期金型費用が高い&更新金型費用が必要である」「 ②メンテナンス頻度が高い」といった課題がありました。

ダイカスト金型は高額な初期費用が必要なうえ、仕様変更の度に更新金型の費用が発生し、コスト増につながっていました。

また、ダイカスト金型では高温の溶湯が金型に直接触れるため、熱応力によるクラックや型表面の腐食が頻繁に発生します。特に多数個取りの場合、金型全体に均一に熱が伝わらないことが多く、特定箇所に過熱や応力が集中しやすく、ダメージが蓄積し定期的なメンテナンスが必要でした。

ダイカスト金型から圧造金型に変えて、コストダウン!

そこで、当社からアルミ材質のカラーの製造方法をダイカストから圧造へ変更することを提案しました。圧造に製造方法を変えたことで以下のようなメリットがありました。

①金型費用の削減

圧造金型はダイカスト金型に比べて構造が単純かつ、仕様変更の際も、都度金型を新規で購入する必要がないため、金型費用としては50~70%削減することができました。

②メンテナンス頻度の減少

更に、圧造金型はダイカスト金型に比べて高温の影響が少なく、冷間・温間成形の場合には熱による劣化の影響はほとんどありません。また、複数キャビティを持つ金型でも、汚れや不純物の蓄積が少ないため、清掃頻度は少なくて済みます。このように圧造金型は長寿命であるため、更新の必要がなく長期的な視点でもコストメリットがありました。

③ダイカスト金型の多数個取りと比較し、高品質×同等の生産性

圧造は、金属を均一に塑性変形させるため、寸法精度が高いことが特徴です。特に多数個取りの際、場合によってはダイカストだと鋳巣ができることがありますが、圧造だと鋳巣ができることはないため製品密度が高いです。また、圧造加工時の成形加重により、製品強度を向上させることができます。

アルミカラー部品の製造方法をダイカストから圧造へ変更したことで、お客様は金型費用を大幅に削減し、メンテナンス頻度を減らすことができました。

圧造は、ダイカストに比べて初期費用や更新費用を抑えながら、高品質な製品を効率的に製造できる加工方法です。特に、多数個取りの場合でも高精度・高品質な製品を安定して供給できることが大きなメリットです。

当社では、お客様のニーズに合わせて最適な製造方法を提案しています。アルミカラー部品の製造方法でお困りの方は、ぜひ当社にご相談ください。